ステレオミックス問題総合対策情報

Windows Vista/7編

4.デスクトップパソコンにサウンドカードを追加する

デスクトップパソコンの根本的解決策
 サウンドカードの追加は、オーディオデバイスそのものをパソコンに追加する、ステレオミックス問題の根本的解決策です。パソコンに使用されていないPCI/PCI-Expressスロットがあれば、誰でも簡単に、サウンドカードを追加することができます。

 Windows Vista/7対応で、ステレオミックス+マイクミュート解除機能を搭載した「内部再生音+マイク音声の同時入力」が可能なサウンドカードは、1000円前後のものから数万円するものまで、多くの種類が存在しますが、特別に音質やその他の再生機能を重視する場合でもない限り、特にパソコン初心者の方は最初から高価な製品を購入するべきではないと考えます。

 それは、個人的意見で大変恐縮ですが、まずは録音/音声入力の操作そのものに慣れ親しみ、それから必要があると判断した場合に、より高度な機能を持った製品を購入するのが、費用を節約する正しい製品の選択だと思うからです。

録音テスト環境です
紹介する製品と音声テスト環境につきまして
 より安価な製品を推奨し、より正確な情報とするため、ここでは、管理人が実際に購入し、音声テストの検証を行った価格相場1万円以下の製品を、推奨順に掲載しています。

 録音は一般的な家屋の和室四畳半において右画像にある自作のデスクトップパソコンを使用しました。特別に防音効果の高い環境ではありませんので、パソコン動作音などが混入しています。

 サウンドカードはできるだけビデオカードから距離の離れたPCIスロットに装着しました。マイクは新品で購入したELECOM製HS-MC01WHを使用しています。特別な機能は無い安価なパソコン用マイクです。

 録音は最初から最後までマイクミュート解除状態ですので、開始5秒の無音状態がノイズと考えられます。音楽はWindows XPのサンプルミュージックを使用しています。

サウンドカード選択の注意点

サウンドカードを選ぶ際は次の点にご注意ください。
●スリム型パソコンを所有の方はロープロファイルの対応にご注意ください。
●パソコンによっては、オンボードオーディオデバイスの動作をBIOSから停止しなければサウンドカードが正常に機能しない場合があります。メーカーのサポート情報などから確認してください。
●異なるメーカーのサウンドカードを複数枚同時に使用するのは非推奨です。特に、Creativeと玄人志向(C-Media系チップ搭載品)の製品を同時に使用すると、パソコンがフリーズしたり動作が不安定になる確率が高いのでご注意ください。
●その他「相性問題」が発生する場合があります。
玄人志向製品はサウンドコントロール方法が特殊です詳しくは「玄人志向製品の録音操作」のページをご覧ください。

低予算サウンドカード(安さを基準とした推奨順・録音テスト付)

1.玄人志向製 CMI8768P-DDEPCI(製品仕様)
価格相場:3500〜4000円 コントロール画面情報
 廉価な製品でありながら豊富な再生機能を有しています。全体の入力/録音音量はやや小さめですが音質は良好です。独立したライン入力端子も装備しているので幅広く活用できます。

 デジタル入力端子への入力音声を、ステレオミックス機能で録音することはできません。再生のDolby Digital Liveは、AVアンプなどの外部エンコーダーを必要とします。
ライン入力端子:独立端子 発売年度:2005年
アナログ出力:最大7.1ch デジタル出力端子:有り

2.玄人志向製 CMI8738-4CHPCI(製品仕様)
価格相場:1000〜1200円 コントロール画面情報
 XP/Vista/7でステレオミックス機能が使用できる最も安い製品で、大型電気店のパソコンコーナーでも見かける入手しやすい製品です。

 録音音質がパソコン環境によって左右されやすく、ビデオカードの直近に装着するとノイズが多く混入してしまう場合があります。相性問題でややトラブル報告が多い様子ですが単体で(もしくはオンボードデバイスと一緒に)使うのであれば問題が発生する確率はそれほど高くありません。最低限の機能を有した低コスト製品です。
ライン入力端子:独立端子 発売年度:2001年
アナログ出力:最大4ch デジタル出力端子:無し

3.Creative製 Sound Blaster X-Fi Xtreme Gamer(製品仕様)
価格相場:8000〜10000円 コントロール画面情報
 値段が高いのが難点ですが、パソコンゲームの処理速度の向上や音質強化、オーディオクリエーションモードによるDTM・音楽編集にも活用できるロングセラー上位モデルです。マイクエフェクトも含めた多様なエフェクト機能が搭載されています。

 相場1万円を切るサウンドカードの中では初心者の方から上級者まで幅広く活用できる唯一の製品と言えるでしょう。
ライン入力端子:マイク入力端子と共用 発売年度:2006年
アナログ出力:最大7.1ch デジタル出力端子:有り(3.5mm型)

4.玄人志向製 CMI8768-8CHPCIE(製品仕様)
価格相場:3500〜4000円 コントロール画面情報
 PCI-Express接続で最も安くステレオミックス機能を導入できる製品です。入力/録音の音質は比較的クリアですが、マイクブーストをONにしてもマイク入力音量がやや小さ目です。
 搭載するサウンドチップの性能や、全体的な機能は「CMI8768P-DDEPCI」の方が優れているため、PCI/PCI-Expressのどちらでも導入できるのであれば「CMI8768P-DDEPCI」を推奨します。
ライン入力端子:独立端子 発売年度:2009年
アナログ出力:最大7.1ch デジタル出力端子:有り

5.ASUS製 Xonar DS(製品仕様)
価格相場:6000〜8000円 コントロール画面情報
 ASUS Xonarシリーズのエントリーモデルで、独自のカスタムを施したC-Mediaサウンドチップが搭載されています。

 どちらかと言うと再生機能に特化した製品で、入力/録音音質もクリアですが、ステレオミックスのサウンドコントロールや、各種機能の操作が特殊で、パソコン初心者の方にはやや難しい製品です。操作方法など詳しくは「特集 ASUS Xonar-DS」をご覧ください。
ライン入力端子:マイク入力端子と共用 発売年度:2009年
アナログ出力:最大7.1ch デジタル出力端子:有り(3.5mm型)

6.玄人志向製 CMI8738-6CHLP2(製品仕様)
価格相場:2400〜3000円 コントロール画面情報
「CMI8738-4CHPCI」より録音音質は少しだけクリアです。マイク入力端子が2つありますが、2本のマイクを接続するとそれぞれのマイク入力音量が半分になってしまうため実用的ではありません。ライン入力端子はありません。
 廉価なロープロファイル対応製品で、アナログ5.1ch再生機能やデジタル出力端子も必要、といった限定された場合には有用です。ロープロファイル対応の必要が無ければ他の製品を推奨します。
ライン入力端子:無し 発売年度:2005年
アナログ出力:最大5.1ch デジタル出力端子:有り

7.Auzen製 X-Studio5.1(製品仕様) 
価格相場:5800〜6500円 コントロール画面情報
 基本的に再生機能に特化した製品で、VIAサウンドチップを搭載しています。動作がやや不安定で、特にWindows 7ではその傾向が顕著です。

 専用コントロールの「VIA Audio Deck」もパソコン初心者の方には操作が難しく、音声入力/録音を主目的として使うにはかなり微妙な製品です。同じ価格帯で再生機能の強化も求めるのであれば「Xonar DS」を推奨します。
ライン入力端子:独立端子 発売年度:2009年
アナログ出力:最大5.1ch デジタル出力端子:有り

サウンドカードのPCIスロットへの取り付け例
サウンドカード取り付け作業の注意点
●感電防止のために!
 電源は必ずOFFにして電源コンセントも必ず抜きましょう。
●安全確実な作業のために!
 ケーブルや付属外部機器はできるだけ全て取り外して、平坦で広い場所で作業しましょう。
●静電気による機器破壊防止のために!
 パソコン内部に触れる前には手洗いや金属に触れるなどして、静電気を体から除去しましょう。静電気は一撃でパソコンを破壊する力を持っています!

昔のセカンドマシンです。もう全然使ってないなぁ(´・ω・`)
取り付けに使用するPC

IBM製 NetVista A40

 パソコン正面のオーディオ入力端子は、オンボード標準搭載の「RealTek AC'97」の入力部分です。
デスクトップならスリムでも2〜3個は空いてます。メーカー製パソコンで最初から全部埋まってるとかってのはありえないよネ-(*´・д・)(・д・`*)ネー

背面を写した画像です。

 矢印で示した部分が、サウンドカードを取り付ける空きPCIスロットです。

 デスクトップパソコンの背面に、同じような細長いフタがされている部分があれば、ほとんどの場合、空いているPCIスロットが存在することを示しています。
カバー開けりゃぁ大体わかります。プラモデルより簡単ですもの(・ω・)


 パソコンのカバーを留めているネジをドライバーで外し、上から写した画像です。

 矢印で示した白く細長い部分がPCIスロットです。
ドライバーは厳密に言えば#2のサイズな!( ゜Д゜)


 通常、PCIスロットのフタはネジで止められています。+ドライバーでネジを左に回してフタを外します。このネジはサウンドカードを取り付ける時にも使用しますので無くさないようにしましょう。
茶色いのとか黒いのとかあってもそれじゃないんだぜ(´・ω・`)


 矢印で示しているのがPCIスロットです。白く細長い形をしています。順番は関係ありませんので、使いやすいPCIスロットの空き部分に取り付けましょう。
コンデンサーをひん曲げないようにしろよな(・´ω`・)



 取り付けるサウンドカードは上でも紹介した、玄人志向のCMI8738-4CHPCIです。
力入れすぎてへし折らないでくだちぃ>ω<;
 PCIスロットにサウンドカードを差し込みます。画像では片手ですが、実際に差し込むときは両手で少しずつ、垂直に奥まで差し込みましょう。
 強い力を入れなくても差し込むことが出来ます。どうしても入らない場合は、角度がズレているか異物が挟まっている可能性が有ります、一旦外して確かめましょう。
 差し込み終わったら、先ほどPCIスロットのフタから外したネジを閉めて固定しましょう。これで取り付けは終了です。
終了ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ
 取り付け終了です。元通りにパソコンのカバーを閉めましょう。

最後に注意点をもう一つ
 サウンドカードは差し込むスロットの位置によって正常に動作しない場合があります。正常に動作しなかった場合は、スロットの位置を変更してください。差し込みスロットの変更で動作するようになる事はよくあることです。


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このページは2010年06月28日に更新されました
Windows Vista/7編 もくじ
  1. Vista/7編 はじめに
  2. ステレオミックス問題の概要とWindows 7の「聴く」機能について
  3. 隠れているサウンドコントロール項目を表示させる
  4. デバイスドライバをアップデートす
  5. デスクトップパソコンにサウンドカードを追加する
  6. ノートパソコンにUSBオーディオデバイスを追加する
  7. オーディオインターフェイスの活用について

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