ステレオミックス問題総合対策情報

Windows Vista/7編

6.オーディオインターフェイスの活用について

オーディオインターフェイスとは?
 ごく簡単な説明ですが、オーディオインターフェイスとはパソコンで本格的な録音作業を行うための比較的上級者向けの機材です。安定した動作で高音質な音声入力をすることができますが、他の機材と組み合わせることを前提とした作りになっているものです。

統一された操作方法は無く、ステレオミックス機能の追加ではない事について
 オーディオインターフェイスはサウンドカードなどと違い、Windowsの画面上である程度統一された操作ができるものではありません。それは、メーカーや機種によって仕様がそれぞれで大きく異なるからです。

 また、オーディオインターフェイスは基本的に、ステレオミックス機能を使ってマイク音声とパソコン内部再生音(音楽やゲーム音)などを混ぜるものではなく、オーディオケーブルを使って他の機材や他のオーディオデバイスの音声を取り込み、マイク音声とミックスするものだと考えてください。

 ここでは、接続や操作方法が比較的容易であるRoland製『UA-1G』を中心とした、一台のパソコンでの音楽(ゲーム音)+マイク音声同時入力の方法について、その例を提示させていただきたいと思います。

H3

Roland製 USB Audio Interface 『UA-1G』
製品仕様:メーカー製品仕様ページ
価格相場:11,000〜13,000円
 ・サンプリングレート32・44.1・48・96kHz対応
 ・光デジタル入出力対応
 ・RCA端子入出力対応
 ・ギター/マイク 6.3mm標準ジャック対応
 ・パソコン用3.5mmプラグインパワーマイク対応
 ・波形編集ソフトウェアAudio Creator LE付属

音声ミックスの基本方法
 基本的にオーディオインターフェイスで録音できるのは『接続された機材からの音声』と考えてください。

 接続したマイクから、マイク音声を録音することはできますが、UA-1Gで再生した音楽などを同時に録音することはできません。

 音楽(ゲーム音)などは、UA-1G以外で再生し、その音声をケーブルを使って接続する必要があります。

ループバックについて
 本体の「DIGITAL IN端子」にデジタル信号を入力していない状態で、背面の[REC SOURCE]スイッチを[DIGITAL]にすればパソコンで再生する音楽などを録音することはできますが、この状態でアナログ信号であるマイク音声を同時に録音することはできません。

一台のパソコンでの接続活用例
 説明に使用するパソコンです。これはデスクトップパソコンですが、ノート/デスクトップ両方で使える方法として解説しています。

 前面にあるのが標準で装備されているオンボード・オーディオデバイスで音楽(ゲーム音)の再生に使用するものとします。

マイク音声の入力
 マイク音声は、UA-1Gに接続したマイクから入力します。パソコン用のプラグインパワー3.5mm端子マイクだけでなく、6.3mm標準端子のマイクも接続することができます。

物理的トークバックの防止について
 Roland製のオーディオインターフェイスは、マイクを接続した場合、そのマイク音声は通常のオーディオデバイスで言うミュート解除状態になり、スピーカーからマイク音声が出力されるので、ヘッドセット・イヤホン・ヘッドホンなどを使って物理的トークバックを防止してください。

パソコン内部再生音の入力
 パソコン内部再生音(音楽やゲーム音)はオンボード・オーディオデバイスで再生し、スピーカー出力端子からの音声を、オーディオケーブルを使ってUA-1Gに渡します。

接続用オーディオケーブル
Victor CN-2011A 接続コード
価格相場:580円〜630円 (メーカーWeb)
 ケーブルは、3.5mmミニプラグ→RCAピンプラグの変換型ケーブルを使います。

 全体像を写すと左のようになります。この方法は様々な組み合わせで応用することができます。スカイプ多人数放送の場合にはコチラのページで解説しています。

本体スイッチの設定
 Roland製のオーディオインターフェイスの場合には次の設定にしてください。
・[REC SOURCE] = ANALOG
・[INPUT MONITOR] = ON

Windowsの設定方法

録音デバイスの設定
 録音コントロールはUA-1Gを既定のデバイスに設定します。

 UA-1G以外の製品でも「IN・INPUT」といった名称で、オーディオインターフェイスへの入力を示す項目が表示されます。

再生コントロールの設定
 再生コントロールは、オンボード・オーディオデバイスのスピーカーを既定のデバイスに設定します。

 これで、Windowsで再生される音声は全てオンボード・オーディオデバイスから出るので、その音声をケーブルでUA-1Gに渡すことによって、パソコン内部再生音+マイク音声の同時入力/録音が成立します。

音量バランスの調整方法
本体での音量調整
 「UA-1G」には、中央に入力音量の調整ダイヤルがありますが、これは入力される音量全ての調整ダイヤルであり、ここではオンボード・オーディオデバイスからの音声と、接続したマイク音声の両方が同時に調整されます。

 よって実質的に録音/配信などでの自分のマイク音声の音量調整となるのですが、基本的に、オンボード・オーディオデバイスからの音声の方がマイク音声よりも大きく 入力されるので、オンボード・オーディオデバイスからの音量は小さく絞る必要があることにご注意ください。

イヤホン端子のダイヤルについて
 イヤホン端子の出力音量調整ダイヤルは入力/録音される音量には一切影響しません。接続したイヤホン/ヘッドホンに出力される音量を調整するだけの機能です。

音声ミキサでの音量調整
 オンボード・オーディオデバイスの出力をそのままUA-1Gに渡しているので、音声ミキサで操作される音楽(ゲーム音)の音量がUA-1Gにそのまま入力されます。

音量バランス調整のポイント
先に述べたように
音楽(ゲーム音)>マイク音声
であるのが普通なので、オンボード・オーディオデバイスからの音楽(ゲーム音)は、音声ミキサで小さめに絞りましょう。
その他のオーディオインターフェイスについて
Roland製 UA-1EX
製品仕様:メーカー製品仕様ページ
販売終了製品

 『UA-1G』の前モデル、Roland製のUA-1EXを使った場合には右のような接続となります。音声ミックスの基本はUA-1Gと同様です。

 基本的な性能は『UA-1G』とそれほど変わりませんが、6.3mm標準ジャックが装備されていません。

Roland製 UA-3FX
製品仕様:メーカー製品仕様ページ
販売終了製品

 Roland製のUA-3FXを使った場合には左図のような接続となります。音声ミックスの基本はUA-1Gと同様です。

 オーディオケーブルからの外部入力と、マイク音声を個別のスライダーで調整できますが現在は販売終了製品です。


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このページは2010年06月28日に更新されました
Windows Vista/7編 もくじ
  1. Vista/7編 はじめに
  2. ステレオミックス問題の概要とWindows 7の「聴く」機能について
  3. 隠れているサウンドコントロール項目を表示させる
  4. デバイスドライバをアップデートす
  5. デスクトップパソコンにサウンドカードを追加する
  6. ノートパソコンにUSBオーディオデバイスを追加する
  7. オーディオインターフェイスの活用について

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