ステレオミックス問題総合対策情報
Windows Vista/7編
3.デバイスドライバをアップデートする
オンボード・オーディオデバイスのデバイスドライバーをアップデートすることでコントロール項目が増える場合があります。
ここではデバイスドライバーアップデート方法の解説と事例紹介をしていますが、まずはお使いのパソコンに装備されているオンボード・オーディオデバイスの名称を確認してください。
2010年時点の傾向と注意点
1〜2年前と比べると、ステレオミックスに対応するドライバーを新たに発表するパソコンメーカーや、RealTek製のオンボード・オーディオデバイスに最新オリジナルドライバーを適用することでステレオミックス機能が追加される事例が増えていますが、ドライバーの更新でステレオミックスが追加されるパソコンは全体の10%程度と推測される低い割合です。ここで解説しているのは
「必ずステレオミックスを追加できる方法」ではありませんのでご注意ください。
推奨作業順序と復元ポイントについて
デバイスドライバーのアップデートには3つの方法がありますが、推奨する順番で並べると次のようになります。
A.パソコンメーカーの発表する公式アップデート・ドライバーを適用する方法。
B.Windowsの「ドライバソフトウェアの更新」を使う方法。
C.オーディオデバイスメーカーが発表する最新ドライバーを適用する方法。
A以外の方法は、パソコンメーカーが正式に提供するドライバーを使用する方法ではありませんので「逆にコントロール項目が減った。音が出なくなった。」といった
トラブルが発生する可能性があります。作業の前には
復元ポイントを作るなどして、トラブルが発生してもシステム状態を元に戻せるようにしておきましょう。
(復元ポイント作成の参考外部リンク)
・
Windows 7で、システムを復元する際の復元ポイントを作成する方法
・
Windows 7で、システムの復元を行う方法
・
Windows Vistaで、システムを復元する際の復元ポイントを作成する方法
・
Windows Vistaで、システムの復元を行う方法
A.パソコンメーカーの発表する公式アップデート・ドライバーを適用する
1.メーカーのサポートサイトへ移動し、使用しているパソコンのドライバーを機種・型番などから正確に検索しましょう。(機種・型番は取扱説明書を見るか、パソコン本体に刻印・シールなどで表示されている場合があります。)
2.「サウンドドライバ」又は「オーディオドライバ」を調べます。
3.ドライバーバージョンを確認して、新しいものがあればダウンロードします。
4.インストール・アップデート方法はダウンロードページまたはRead Meファイルに記載されています。手順をよく読みましょう。
5.アップデート作業をするときは、不要なアプリケーションを全て停止させ、完全に終了するまでパソコンの電源を切らないようにしましょう。
B.Windowsの「ドライバソフトウェアの更新」を使う方法。
パソコンメーカーが付加した独自機能が失われる可能性に注意しましょう
これはWindowsの自動ドライバーアップデート機能を使う方法です。基本的には安全な方法ですが、上で解説した「A」のメーカー公式ドライバーの適用とは異なり、次に解説する「C」のオーディオデバイスメーカーが発表するドライバーを適用する方法に近いものです。
「ドライバソフトウェアの更新」によって更新されるドライバーは、オーディオデバイスのメーカーがマイクロソフトに対して提供しているもので、個々のパソコンメーカーの機種向けに提供しているものではありません。
すでに使用されているドライバーのバージョンやオーディオデバイスの構成を自動的に検知し、その構成に適合した新しいドライバーだと判断した場合に、ドライバーがアップデートされる仕組みになっているのです。この方法では、パソコンメーカーが独自に付加したサウンド機能などあった場合、具体的な実例を確認したことはありませんが、更新によって失われてしまう可能性が考えられますのでご注意下さい。
ドライバソフトウェアの更新実行方法
コントロールパネルから
・Vistaでは[システムとメンテナンス]
・7では[システムとセキュリティ]
を開き、そこから[デバイスマネージャー]を開きましょう。
※[システム]から[デバイスマネージャーを]開くこともできます。
[サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ]に表示されるオンボード・オーディオデバイスを右クリックして[ドライバソフトウェアの更新(P)]を実行しましょう。
右のような画面が出ますので、自動検索を実行してみましょう。新しいドライバーが存在すると自動的に更新されます。更新後は再起動を求められますのでご注意ください。
本当の最新のドライバーが存在する可能性
ここで「最新であることが確認されました」と表示され更新されない事がありますが、次に解説するオーディオデバイスメーカーが発表する最新ドライバーよりも古いドライバーを検索した結果である場合が実際にあります。特にRealTek製の最新ドライバーは、この自動更新のためにマイクロソフトに提供されるものよりも新しい場合があり、状況が異なる事例もあるのです。
C.オーディオデバイスメーカーが発表する最新ドライバーを適用する方法
作業前に復元ポイントを必ず作成しましょう
オンボード・オーディオデバイスのメーカーやサウンドチップの種類を元に、そのオーディオデバイスメーカーが発表する最新ドライバーでアップデートする方法があります。
ただし、
この方法にはいくつかの問題点があり、パソコン操作に自信の無い方には推奨することはできません。まず、最新ドライバーをユーザーがダウンロードできる形で発表しているメーカーがRealTek以外にほとんど存在しないこと。そして、パソコンに搭載されているサウンドチップの種類を簡単に判別できない場合が大半であることです。そして「B」の場合と同様に、パソコンメーカーが独自に付加した独自機能が失われる危険性もあります。
この方法でのステレオミックス追加事例は複数報告されていますが、多くの場合ドライバーを更新したからといって状況が変化しないのが普通です。トラブル発生時に元に戻せるように、必ず復元ポイントを作成してから作業するようにしてください。
ステレオミックス追加事例
富士通製ノートパソコン「FMV」やNEC製ノートパソコン「Lavie」でいくつかの事例が報告されています。いずれもRealTek製のオーディオデバイスです。
●
事例 富士通製ノートパソコン FMV-BIBLO NF/D50
●
事例 NEC製ノートパソコン Lavie LL750/MG2J
オンボード・オーディオデバイス別のドライバーアップデート方法
RealTek ・Realtek High Definition Audio
・Realtek HD Audio
・Realtek HD Audio Input
・Realtek AC97 Audio |
RealTekのドライバーアップデートについては「RealTekオーディオデバイス総合情報」のページに掲載していますのでそちらをご覧ください。 |
SigmaTel(IDT) ・SigmaTel Audio
・SigmaTel High Definition Audio
・SigmaTel HD Audio
・IDT High Definiton Audio
・IDT Audio |
公式ページではドライバーは配布されておらず、今後も配布されないことが明記されています。「X-drivers.com」からダウンロードできますが、お使いのパソコンで適用できるかどうかは不明です。最新版をクリックした次の画面で認証番号を入れてドライバーの圧縮ファイルをすることができます。
またSigmaTelはIDTという会社に買収されたため、ドライバーのアップデートによって、オーディオデバイスの名称が変わる事があります。 |
Sound MAX
・SoundMAX HD Audio ・SoundMAX Digital Audio
・SoundMAX Integrated Digital HD Audio |
公式ページではドライバーは配布されていません。「X-drivers.com」からダウンロードできますが、お使いのパソコンで適用できるかどうかは不明です。最新版をクリックした次の画面で認証番号を入れてドライバーの圧縮ファイルをすることができます。 |
C-Media ・C-Media Wave Device
・C-Media PCI Audio
・C-Media CM6501Like Sound Device
・C-Media USB Headphone Set |
公式ページでVista/7の対応ドライバーが発表されていますが、サウンドカードやUSBオーディオデバイスなどの一部の製品が対象となっているもので、オンボード・オーディオデバイスとして使われているC-Mediaのサウンドチップに対応するドライバーは発表されていないようです。 |
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ドライバー更新の結果につきまして
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