ステレオミックス問題総合対策情報
玄人志向製品の録音操作(Windows XP編)
新しいドライバーの操作と注意点
2009年以降に発表されたドライバーの新仕様
玄人志向製のサウンドカードは主に台湾のC-Media社が開発するサウンドチップを搭載していますが2009年にサウンドドライバーの大きな仕様変更があり、ステレオミックスによる内部再生音+マイク音声同時入力のサウンドコントロール方法が、一般的な他のオーディオデバイスと異なるようになりました。
ここでは、2010年4月時点で製品に同梱されているCDのドライバーを適用した玄人志向製C-Meida系サウンドカードでステレオミックスによるパソコン内部再生音+マイク音声の同時入力/録音のサウンドコントロール方法と注意点について解説します。
対象外製品について
このページの対象となるのはC-Mediaサウンドチップを搭載したPCI接続のサウンドカードだけです。AREA製
『響音DIGI Plus SD-U1SOUND-T5』のように同じC-MediaでもUSB接続用のサウンドチップを搭載した製品は従来と同じコントロール方法となります。
内部再生音+マイク音声同時入力のサウンドコントロール方法
専用コントロールを開きましょう
ここでは専用のコントロール「PCI 3D Auido Configuration」のミキサー画面でのサウンドコントロール方法を解説します。タスクバーから起動してください。
サウンドコントロール3つの特徴
従来のサウンドコントロールとの違いは次の3つです。
(1)Wave以外の、再生側の調整が録音音量に一切影響を与えなくなった
(2)ステレオミックスを選択するだけで「内部再生音+マイク+ライン入力+SPDIFを除くその他」が全て録音される状態になった。
(3)マイクやライン入力などの入力音量は録音側のスライダーで調整するようになった。
解説と注意点
「従来はステレオミックスを選択してマイクミュートを解除し、再生側のスライダーで調整していたマイク入力音声が、録音側のスライダーで調整するようにった」というのが変化の主な内容ですが、ミュートを解除する必要が無いので入力/録音中に自分のマイク音声を聞かなくても大丈夫になった点は進化です。
ただし(2)ステレオミックスを選択するだけで「内部再生音+マイク+ライン入力+SPDIFを除くその他」が全て録音される状態になったことから、ノイズ防止のために不要な項目からの入力音声をカットするためには、録音側のスライダーを最小まで下げておく必要があります。しかし、次に述べるようにマイク入力音量を完全にカットできなくなった点に十分な注意が必要です。
完全に入力をカットできないマイクやライン入力
従来の方法であれば、ステレオミックス選択状態で再生側のミュートをONにすればその項目からの音声入力を完全にカットすることができました。
しかし、新しい仕様ではステレオミックスを選択しただけで「内部再生音+マイク+ライン入力+SPDIFを除くその他」が全て録音される状態になり、入力音量は録音側のスライダーで調整しますから、カットしたい項目のスライダーは最小にまで下げておく必要があります。
不要な項目からの音声はノイズ防止のためにもできるだけ音声をカットしておくべきですが、しかし、最小に下げてもごくわずかに音声が入力されてしまう問題があります。特にマイクブーストをONにしたマイク入力音声は完全にカットできないのです。
使用環境によっては要注意
マイク入力音声のカットは、例えばネット生配信などでありがちな「家族から急に呼ばれた」「親の声が配信に乗りそうになった」「電話がかかってきた」といった予期せぬ事態への対処に重要な機能です。マイク音声をカットする場合にはマイクブーストをOFFにしてスライダーを最小にするか、ON/OFFスイッチ付のマイクを使用する必要がある点に注意してください。
その他の仕様とマジックボイス機能について
メインボリュームとミュート解除
ステレオミックス選択時のメインボリュームの調整は、従来は録音全体音量の調整でしたが、新しい仕様のドライバーでは耳に聞こえる音量の調整という機能しかありません。
メインボリュームのミュートONまたは音量を0にしても、Waveを上げて音楽を流していればその音楽は入力/録音されています。
先に述べたようにマイクミュート解除も同様で、ミュートON/OFFや再生側スライダー調整は録音音量には影響しません。
マイクエコー・マジックボイス
マイク音声へのエコー機能と、4種類のボイスチェンジャー(マジックボイス)機能を使用することができますが、その機能を使用する場合には録音選択が強制的にマイクへ切り替わります。
エコー・マジックボイス機能と同時にステレオミックスによる内部再生音+マイク音声同時入力をすることはできません。
『Creative製 X-Fi GO!』は同じようなマイクエコーとより多くのボイスチェンジャー機能を使用しながらステレオミックス録音ができる製品です。
カラオケ機能
カラオケ機能はボーカルキャンセル機能で音楽をカラオケのように再生する機能です。カラオケ機能はステレオミックスと同時に使用することができます。
『Creative製 X-Fi GO!』ではより幅広い設定ができるCreativeカラオケプレイヤーをダウンロードして使用することができます。