ステレオミックス問題総合対策情報

特集 Xonar-DS Vista/7編

特集:ASUS製 XonarDS Windows Vista/7でのサウンドコントロール


 このページではASUS製『Xonar DS』について、録音機能を中心とした特集を掲載しています。

 Xonar DSは XP/Vista/7 でステレオミックス機能を使用可能なサウンドカードですが、パソコン内部再生音+マイク音声同時入力をする際のサウンドコントロール方法がかなり特殊です。
 ボイスエフェクトやカラオケ機能、再生についても多彩な機能を搭載していますが、それぞれかなり特徴的な機能となっています。

ASUS製 XONAR DS
製品仕様(メーカーWeb)コントロール画面情報 ・価格相場:6000〜8000円
オーディオ端子の仕様と簡単な特徴
 マイク入力/ライン入力端子は共用端子、アナログ7.1ch再生端子、DTS再生に対応したSPDIF端子、カード上にフロントパネル、nVidiaビデオカード接続用のSPDIF用端子を搭載しています。

特殊なステレオミックスのサウンドコントロール

特殊なマイク入力音量の調整
 Xonar DSで、ステレオミックスによるパソコン内部再生音+マイク音声同時入力の音量調整をする場合、左のように専用コントロールのミキサーと、Windowsの音量ミキサーを併用すると良いでしょう。

 Xonar DSの特殊な点は、基本的なマイク入力音量はマイクブーストON/OFFの二段階のみで固定されていることです。

 マイク入力音量を細かく調整するには、ステレオミックスのスライダーを調整しなければいけません。しかし、ステレオミックスのスライダーは入力/録音される全体音量の調整ですので、スライダーを動かせば当然、入力されるパソコン内部再生音も同時に上下します。

音量バランス調整のポイント
 ステレオミックスのスライダー(マイク入力音量)は固定し、パソコン内部再生音だけを音量ミキサーで調整したほうが良いでしょう。基本的なマイク入力音量はそれほど大きくありませんので、マイクブーストをONにしましょう。

モニターボタンの注意点
 モニターボタンをONにするとマイク音声が聞こえるようになりますが、一般的なミュート解除とは異なります。モニターONで録音するとマイク音声がダブって録音されてしまうので、モニターボタンはOFFにしておきましょう。

マイクブーストとフロントパネルマイクについて
 右画面のようにしてマイクブーストをON/OFFすることができます。基本的なマイク入力音量はそれほど大きくありませんので、ほとんどの場合マイクブーストをONにする必要があるでしょう。

 Xonar DSにはカード上にフロントパネル用の端子があり、フロントマイクを使用することができます。右画面の詳細設定にある[Front Panel Microphone]にチェックを入れると、両方のマイク入力音声が同時に入力されるようになります。

 通常のオーディオデバイスではこのような設定はできない場合が多く、他にマイク入力端子を2つ装備した製品として玄人志向「CMI8738-6CHLP2」がありますが、この製品ではマイク2本を接続するとマイク入力音量が半分になってしまいます。Xonar DSではそのような事はありません。ただし、個別のマイク入力音量は調整できませんので、同じ音量でマイク入力するためには同じ種類のマイク2本が必要となります。

特殊なボイスエフェクト・ボイスチェンジャー機能の操作

アプリ動作中のみ使用可能
 Xonar DSには[Vocal FX]として、マイク入力音声に音響効果やボイスチェンジ効果をかける機能がありますが、その動作方法は特殊です。

 まず、マイク効果を使用する場合には、マイク入力が[既定のデバイス]に強制的に変更されるので、ステレオミックスの録音で使用することはできません。

 そして、マイク効果が発生するのは[App List]に追加されたアプリケーションでの音声入力に限られています。SkypeとMSN Messengerは初期状態から追加されていますが、それ以外の音声入力/録音アプリケーションは手動で追加する必要があります。

 また、[App List]にあるアプリケーションが起動しているだけではマイク効果は発生しません。Skypeであれば通話中のみ、録音アプリなどでは録音中のみ、マイク効果が発生します。

「For 3D Games」は、ボイスチャット機能があるゲームで動作するものと思われますが未確認です。
「For VIOP」は、音声通話アプリに限らず、音声を入力/録音可能なアプリケーションではおおよそ動作するようです。

マイクのモニターについて
 [Vocal FX]でのマイク効果を確認するには、マイク効果の発生中にミキサー画面からマイクモニターをONにしてください。これは次に解説するカラオケ機能でも同様です。また、次のカラオケ機能での重要注意点は[Vocal FX]でも同様です。

カラオケ機能と、絶対禁止の操作について
 [Vocal FX]以外にボーカルキャンセルやマイクエコー効果をかけられる[KARAOKE]機能があります。

 [Vocal FX]と同様に、[KARAOKE]機能を使用する場合の既定のデバイスは強制的にマイクに変更されます。

パソコンが100%フリーズする禁止操作
 [Vocal FX][KARAOKE]機能の使用中に、既定のデバイスをステレオミックスなど他のデバイスに変更するとパソコンは100%フリーズします。

 [Vocal FX][KARAOKE]はマイク入力でしか使用できない機能です。繰り返しになりますが、ステレオミックス機能で[Vocal FX][KARAOKE]機能を使用することは不可能です。

搭載サウンドチップと、ビデオカードのノイズ影響について
 お気づきの方もいるかもしれませんが、専用コントロール画面に使われているアイコンなどから判断するとXonar DSにはASUSが独自のカスタムを施したC-Mediaのサウンドチップが搭載されているようです。

 玄人志向製のサウンドカードに搭載されているC-Mediaサウンドチップの規格は「AC'97準拠」ですが、Xonar DSでは、High Definitoin Audio規格に改良されているほか、再生という点については、DVDのDTS再生にも対応した高機能を備え動作も玄人志向製品と比べると安定しています。

 しかし、上記のような特徴的なサウンドコントロールや禁止操作があり、パソコン初心者の方にはやや難しいサウンドカードと言わざるを得ません。また、玄人志向製サウンドカードと同じようにビデオカードからのノイズの影響を受け易い特徴があり、使用環境によってはシールドボードが必要となる場合もあります。


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このページは2010年06月11日に更新されました
Windows Vista/7編 もくじ
  1. Vista/7編 はじめに
  2. ステレオミックス問題の概要とWindows 7の「聴く」機能について
  3. 隠れているサウンドコントロール項目を表示させる
  4. デバイスドライバをアップデートす
  5. デスクトップパソコンにサウンドカードを追加する
  6. ノートパソコンにUSBオーディオデバイスを追加する
  7. オーディオインターフェイスの活用について

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