超図解!スカイプ多人数放送をする方法
Windows XP編
ライン入力活用「響音DIGIを使用する場合」
この方法の要点と特徴
ここで解説するのは、AREA製『響音DIGI』のライン入力端子を活用し、1台のパソコンでステレオミックス・トークバックを完全回避する接続例と設定・音量調整方法です。
まず注意が必要なのは、ステレオミックス機能がオンボード・オーディオデバイスに存在しないノートパソコンで、トークバックのない多人数放送の実現を目的とする場合には
『Creative製 分離独立機能USBオーディオデバイスでの設定』でCreative製X-Fi GO!を活用する方が優れている点です。使用するマイクは1本で済み、オーディオケーブルなども必要無いからです。
しかし、何らかの理由で、スカイプの通話音声をUSBオーディオデバイスのライン入力から入れる必要性がある場合(例えばオンボード・オーディオデバイスにステレオミックスなど多人数放送に必要な機能が無い2台のノートパソコンを、放送用/スカイプ用に分けて使用する場合)や、その他の外部機器からの音声を入力したい場合には、独立したライン入力端子を装備し『ステレオミックス+マイクミュート解除+ライン入力ミュート解除』ができるUSBオーディオデバイスとしては、現時点(2010年7月)唯一の製品である響音DIGIを使用する必要があるでしょう。
ここでは、1台のパソコンのオンボード・オーディオデバイスと響音DIGIを組み合わせる方法で解説していますが、2台のパソコンを使用する場合でも基本的な考えは同じです。
予算に余裕がある場合には、同じような方法としてオーディオインターフェイスを活用する方法もありますので、次の解説ページも参考にしてください。
使用するパソコンの機能・機材
響音DIGI(放送用デバイス)
『ステレオミックス+マイクミュート解除+ライン入力ミュート解除』の3つの機能があります。ここでは1台のパソコンで放送用デバイスとして指定することとします。(現行機種はT5ですが、解説ではマイク端子が前面にあり説明が容易なT4を使用しています。)
スカイプ用デバイス
ここでは、同じパソコンのオンボード・オーディオデバイスをスカイプ用デバイスとして使用します。
機材接続の具体例とポイント
まずは、放送用マイク+ヘッドホンと、スカイプ用マイクをそれぞれに接続してください。
マイクは、放送用/スカイプ用として2本必要です。当たり前ですが、スカイプ用マイクへの入力は、スカイプ通話相手に届く自分のマイク音声になるので、放送に乗る音声とは無関係です。
または、1本を分岐してそれぞれに入力する方法もありますが、マイク音量が半分程度に下がってしまうので注意が必要です。
上の状態から、スカイプ用デバイスのスピーカー出力端子と、響音DIGIのライン入力端子をオーディオケーブルで接続し、スカイプ通話相手の音声を響音DIGIに渡します。これで機材の接続は終了です。
次は、それぞれのデバイスの設定を行ないます。
※繰り返しになりますが、響音DIGIは別のパソコンに接続していると考えても、この接続方法は全く同じです。
既定のデバイスとスカイプの設定方法
設定方法
響音DIGIとスカイプ用デバイスを使用し、オーディオケーブルで音声を受け渡す場合の[既定のデバイス]とスカイプの設定は左のようになります。(※響音DIGIは実際左のようにUSB
Multi-Cahnnel Audio Deviceと表示されます。)
[既定のデバイス]とスカイプで使用するデバイスは、完全にそれぞれのデバイスを使用します。
スカイプ通話相手の音声はオーディオケーブルで響音DIGIに渡しているので、デバイスが分離していても構わないのです。
スカイプ用デバイスについて
ここで、スカイプ用デバイスに要求されるのは『スカイプで正常な通話ができること。』だけです。
ただ1つだけ推奨するのは、左のように[スピーカー設定を自動調節]のチェックを外すことです。チェックを入れていると、自動的に通話相手の音量が調整されてしまうので、音量バランスが崩れてしまう可能性があります。
スカイプ用デバイスから入力される音声は、通話相手に届く自分のマイク音声であり、放送に乗る音声とは関係ありませんので『マイク設定を自動調整』はチェックONでも構いません。
再度繰り返しになりますが、『スカイプ用パソコン』で置き換えたとしても設定方法は全く同じです。
放送音量調整方法と響音DIGIのノイズ問題点について
響音DIGIでの放送音量調整は上図の通りです。設定と調整は、タスクバーのアイコンから開くことのできる専用コントロール画面から行うのが簡単です。
音量バランス調整のポイントとノイズについて
WAVEは内部再生音の調整ですが、BGMやゲーム音はソフトウェア側でも調整できます。しかし、単体のオーディオデバイスを使用する場合と違い、WAVEを調整してもスカイプ通話音量には影響ありませんので、この画面だけ開いておけば音量バランスが簡単に調整できます。
響音DIGIでは、マイクやライン入力のミュートを解除すると必ずノイズが混入します。それは『キー・チー』といった音の電気的ノイズで、個別の機体や環境によってノイズの大きさは異なりますが、完全にクリアな音声で録音することはほぼ不可能です。
また、様々な音を同時に再生するような高い負荷をかけた場合に、動作が遅かったり音飛びが発生する場合があります。響音DIGIは決して高品質・高性能な製品ではありません。USBオーディオデバイスで、ライン入力端子が独立・ミュート解除できる製品としては価値ある製品ですが、中〜上級者の方まで幅広く使用できる機材ではありませんので、その点も含め導入をご検討ください。
スカイプ用デバイスの音量調整
スカイプ用デバイスには特に音量調整は必要ありません。通話相手のマイク音量は、響音DIGIのミュート解除をしたライン入力のスライダーで調整すれば良いので、正常に通話ができる状態になっていればOKです。
この方法で使用する機材