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Windows 7の『聴く機能』について
Windows 7の『聴く機能』について
ここではWindows 7から搭載されるようになった録音デバイスの
『聴く機能』
について解説しますが、最初に述べておきたいのは、マイクやライン入力の
ミュート解除
が可能なパソコンでは『聴く機能』を使う必要は無いという事です。
要約してしまえば
『聴く機能』とはWindwosシステムによるミュート解除機能
なのですが、通常、ミュート解除を必要とする録音項目はマイクとライン入力だけであり、もし、先に述べたように再生デバイス『スピーカー』の[レベル]からミュート解除ができるのであれば、『聴く機能』を使う必要は全く有りません。むしろ、使わないほうが良いとさえ言えます。
それは、以下に詳しく解説しますが『聴く機能』には時差(タイムラグ)の問題があるからです。また、
ステレオミックスの『聴く機能』は絶対に使用してはいけない
事にも注意が必要です。
以下に『聴く機能』の意味と使い方、音量調整方法や注意点について解説しますが、可能であれば実際にマイクやライン入力の『聴く機能』の動作テストをしてください。
『聴く機能』の概要と、音声が出力されるまでの時差(タイムラグ)について
『聴く機能』とは?
『聴く機能』
は録音デバイスの項目をWindows 7のシステム上で『ミュート解除』と同じ状態にすることができる機能です。右図のように録音デバイスを右クリックして開いた[プロパティ]→[聴く]から操作することができます。
マイクの場合で言えば、右図のように
『このデバイスを聴く』
にチェックを入れて[適用]をクリックすると、既定の再生デバイスから(再生デバイスが複数ある場合には指定した再生デバイスから)マイク音声が出力されるようになります。
『聴く機能』は再生デバイスでの『ミュート解除』と同等の機能です。『聴く機能』を使用している録音デバイスはミュート解除状態になり、同時に、ステレオミックスで取り込むことができる
『内部再生音』
になります。
『聴く機能』最大の欠点は時差(タイムラグ)
再生デバイスで『ミュート解除機能』が欠如している場合でも『聴く機能』で補うことができますが、『聴く機能』では音声の出力までに
時差(タイムラグ)が発生する場合があります。
『聴く機能』の時差(タイムラグ)
再生デバイスのミュート解除では、音声の入力から出力までの間に体感できるような時差はほとんど発生しないのが普通です。
しかし『聴く機能』では0.2〜0.5秒程度の時差が発生してしまいます。特にマイク音声で時差が発生すると、録音やネット配信で次のような問題が発生します。
時差(タイムラグ)が問題となるステレオミックスでの「音楽(ゲーム音)+マイク」同時取り込み
マイクの『聴く機能』を使用すると時差が発生するために、少し遅れる自分の声を聞くことになります。可能であれば実際にマイクで『聴く機能』をテストしていただきたいのですが、少し遅れる自分の声を聞きながら円滑に喋り続けたり、歌を歌うことは大変に困難であると感じることでしょう。(もちろん、『聴く機能』を使用してマイク音声を出力する場合には、ハウリングを防止するために、イヤホンやヘッドホンをする必要があります。)
再生デバイスの『ミュート解除』が欠如している場合に、
『聴く機能』で代用してステレオミックスと組み合わせ「パソコンで再生する音楽やゲーム音+マイク」を同時に取り込むことは可能
です。しかし、上記の理由により実用的とは言えず、ましてや、パソコンで流す音楽に合わせて歌う
カラオケ的な使い方は不可能
と言えます。
かといって、遅れる自分の声を聞かないようにヘッドホンを外してしまってはパソコンで再生する音楽やゲーム音を聞くことができなくなりますので『ステレオミックス+聴く機能』で音声を配信する場合には「音楽をBGMとして流すけど、自分のマイク音声を聞かないようにヘッドホンは外しておく。」といった限定的で不便な使い方となってしまうのです。
ステレオミックスの『聴く機能』は絶対に使用してはいけない
絶対禁止のステレオミックスの『聴く機能』
『聴く機能』は録音デバイスに表示される全ての項目で使用可能ですが、
パソコン内部再生音を取り込むためのステレオミックスで『聴く機能』を使用すると即時にハウリングしてしまい、高い確率でオーディオデバイスやスピーカー等の故障の原因となります。
ステレオミックスの『聴く機能』を使用すると、取り込んでいる内部再生音が『ミュート解除』の状態になりますが、ステレオミックスはその内部再生音を再び取り込みます、そしてその再生→取り込み→再生→取り込み→再生…の無限ループが即時に発生してしまうのです。
繰り返しますが、ほんの短時間のテストだとしても、
ステレオミックスの『聴く機能』は絶対に使用してはいけません。
ライン入力やデジタル入力での活用と音量調整方法
「ライン入力」や、一部のサウンドカードで装備されている場合がある「デジタル入力」の音声を出力するために『聴く機能』を活用することができます。
特に「デジタル入力」では、入力されたデジタル信号をアナログの『スピーカー』からは出力できないサウンドカードも存在しますので、『聴く機能』によってデジタル入力を確実に『スピーカー』から出力できるのはWindows 7だけで可能な活用方法と言えるでしょう。
ただし、時差の発生はマイクの場合と同じですのでご注意下さい。
『聴く機能』の使用方法は上で述べたマイクの場合と同じです。次に『聴く機能』の音量調整方法について解説します。
『聴く機能』の再生音量を調整する方法
『聴く機能』で出力される音量の調整は、右図のように2つの方法で二段階の調整が可能です。
ひとつは
録音デバイスの[レベル]にある入力音量調整スライダー
です。(※マイクではマイクブーストも音量に反映します。)
もうひとつは
音量ミキサ出現するスライダー
です。『聴く機能』を使用した録音項目は右図のように音量ミキサに表示されるようになり、スライダーで音量を調整することができるようになるのです。
それぞれは独立した音量調整として機能しますので二段階の音量調整をすることができます。
複数の録音項目で『聴く機能』を使用した場合
『聴く機能』は複数の録音項目で同時に使用する事ができます。その場合には、音量ミキサーに『聴く機能』を使用している項目が全て表示されます。
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このページは2011年09月20日に更新されました
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もくじ
0
はじめに
オーディオデバイス基本構造編
A
パソコンによって異なる音声入力/録音機能とオーディオデバイスについて
B
オーディオデバイス音声入出力端子の機能と使い方
C
パソコンに追加できる「サウンドカード」や「USBオーディオデバイス」
D
Vista/7録音サウンドコントロール
1
サウンドコントロール画面の開き方
(有効・無効・切断について)
2
録音デバイスの基本操作方法
3
再生デバイスの基本操作方法
(ミュート解除とパソコン内部再生音)
4
マイク音声を入力/録音する方法とマイクブーストについて
5
ライン入力への音声入力方法とオーディオケーブル
6
ステレオミックスによるパソコン内部再生音の取り込みについて
7
ステレオミックスでパソコン内部再生音を入力/録音する設定と音量調整方法
8
音楽(ゲーム音など)+マイクを同時入力/録音する設定と音量調整方法
9
『複数オーディオデバイス』の操作注意点と具体的活用方法
10
『デバイス分離独立機能』について
Windows 7の特殊機能解説
●
Windows 7の『聴く機能』について
●
Windows 7の『既定の通信デバイス』と『通信』タブの機能について
●
Windows 7の『ボリュームコントロールオプション』の機能
補足・参考解説
●
録音テスト用推奨ソフト『Sound Engine Free』と『シャオ志向 レベルメーター』
●
デバイスドライバーが正常にインストールされていない状態について
●
Windows XPからのサウンドシステム変更点
素敵なコンテンツTOP画像は詩絵さんに描き下ろしていただきました!
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