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(構造編3)「サウンドカード」や「USBオーディオデバイス」
(構造編C)パソコンに追加できる「サウンドカード」や「USBオーディオデバイス」
前のページまでに何度も述べていますが、『オンボード・オーディオデバイス』は撤去も交換も不可能であり、搭載された再生/録音機能を変更することはできませんが、
オーディオデバイスはパソコンに追加することができます。
望みの録音/再生機能がオンボード・オーディオデバイスに搭載されていない場合には、新しいオーディオデバイスを導入することで、機能を追加したり強化することができるのです。
ここではパソコンに追加できる様々なオーディオデバイスについて、種類・接続方法・基本的な特徴などについて解説します。
サウンドカードについて
接続方法:PCI/PCI-Expressスロット
『サウンドカード』
はPCIまたはPCI-ExPressスロットに挿して追加する
デスクトップパソコン専用のオーディオデバイス
です。
サウンドカードの特徴
サウンドカードの最大の特徴は、1000円前後の初心者向け製品から、数万円する上級者向けの製品まで、幅広い選択肢から様々な用途に対応する製品が用意されていることです。低価格帯の製品でも様々な機能追加が可能なものが多く、上位製品ではゲームの音声処理速度を向上させる事が可能なものもあります。
空いているPCI(PCI Express)スロットに挿し込むだけですので、(+)ドライバーがあれば誰でも簡単に取り付けできます。取り付け後に、付属のCDなどからドライバーをインストールすることで使用可能になります。
スリム型パソコンなどでは取り付けられるサウンドカードの幅(ロープロファイル)に注意しましょう。
次に解説するUSBオーディオデバイスに比べて、同程度の機能を持つ製品でも、全体的な価格が安いので、デスクトップパソコンではサウンドカードの導入が推奨されます。
オーディオカードと呼ばれる種類
再生能力に特化した、上位製品のサウンドカードはオーディオカード(オーディオボード)と呼ばれる場合もあります。
ONKYOのSEシリーズ
などはその典型的な製品と言えるでしょう。
PCI接続・PCI-Express接続のサウンドカードに違いはあるか?
「PCI-Express」は従来の「PCI」に比べて数倍の転送速度(データをやり取りする速度)を持つ機材拡張スロットですが、
サウンドカードでは依然としてPCI接続の製品が主流
です。それは、パソコンでのサウンドの処理には、PCI-Expressの早い転送速度を必要とするような大きなデータのやり取りが行われることはほとんど無く、従来のPCI接続でも十分だからです。
誤解を恐れずに述べますが、最新の最上位製品でもない限り
「PCI-Express接続のサウンドカードだからPCI接続の製品よりも凄い!」
ということは
全く有りません。
必要とする機能が搭載されているかどうかが最も重視すべき点でありますので、PCI-ExpressとPCIの両方の空きスロットがあって、どちらの製品も接続可能な場合には、接続方法にこだわらずに、製品仕様や機能のみを比較して導入することを推奨します。
USBオーディオデバイスについて
接続方法:USBポート
『USBオーディオデバイス』
は、USBポートへの接続でパソコンに追加する
ノートパソコンでも使用可能なオーディオデバイス
です。
USBオーディオデバイスの特徴
USBポートへの接続で手軽に導入できるのが最大の特徴ですが、サウンドカードと比べると多機能な製品は種類が少なく、全体的な価格も若干高めです。
2つのタイプと呼称について
『USBオーディオデバイス』は『USBで接続するタイプの全てのオーディオデバイス』を広く意味しますが、一般的には次の2つに区別されます。
1つは左図の製品のように、音声入出力端子を備え、幅広い機能を持ち、動作にドライバーソフトウェアを必要とするタイプであり、
このような製品が『USBオーディオデバイス』と呼ばれます。
もう1つは、USBヘッドセットやUSBスピーカーのように具体的用途が限定され、動作にドライバーソフトウェアを必要としないタイプですが、それらは『USBヘッドセット』『USBスピーカー』といった個別の名称で呼ばれます。
※別の言い方をすれば、音声入出力端子に機材を接続して使用するタイプが『USBオーディオデバイス』であり、ヘッドセットやスピーカーと一体化しているタイプが『USBヘッドセット』などの個別名称で呼ばれる製品となります。
『USBオーディオデバイス』の主なメーカー
狭い意味での『USBオーディオデバイス』で多くの種類を発売しているのは
Creative
です。マイクとスピーカー/ヘッドセットのみ接続可能な音声入出力端子を備えた簡易な製品から、5.1chサラウンド出力端子・デジタル出力端子・ライン入力端子などを備えた多機能な製品まで、幅広く発売されています。また、Creativeはパソコン内部再生音を取り込むことのできる『ステレオミックス機能(再生リダイレクト)』を装備する製品を最も多く発売しているメーカーでもあります。
サンワサプライ
や
BUFFALO
、
PLANEX
などでは少数の簡易な製品が発売されています。
AREA
では数種類の輸入品のUSBオーディオデバイスをパッケージを変えて発売しています。
USBヘッドセット・USBスピーカー・USBマイクなどについて
USBヘッドセットについて
上で述べた『USBオーディオデバイス』と『USBヘッドセット』は実際には同じものですが、音声入出力端子が無い代わりに、
ヘッドセットが一体化しているもの
を個別に
『USBヘッドセット』
と呼ぶのが一般的です。
特徴
有線接続でSkypeのような音声通話ソフトでの使用が主な目的とされる廉価な製品から、BlueToothの無線接続できる製品、オンラインゲームでのボイスチャットを目的とした高価な製品など、様々な製品が流通しています。大半は音声入力機能がマイクのみであり『USBオーディオデバイス』のような多機能な汎用性はほとんどありません。
また、
Creative製のゲーム用ヘッドセットのようの特殊な製品
を除けば、大半の製品で専用のデバイスドライバーを必要とせず、パソコンに接続すると自動的に使用できるようになります。(※大半が
プラグアンドプレイ
の製品)
USBマイクについて
『USBマイク』には純粋にマイク入力機能のみを有する製品と、左図のように再生機能を有する製品があります。(3.5mmミニジャックのヘッドホンを接続すれば音が聞こえるようになります。)
●マイク入力機能のみの製品例:
サンワサプライ製 MM-MCUSB13
●再生機能も有する製品例:
BUFFALO製 BSHSM05BK
ヘッドホンはすでに所有していて、オンボード・オーディオデバイスのマイク入力にノイズが多い場合などに導入する方が多いようです。
USBスピーカーについて
『USBスピーカー』は再生機能のみを有するUSBオーディオデバイスです。ほとんどがUSB電源で動作するコンパクトな製品で、ノートパソコンの埋め込みスピーカーの音質に問題を感じる場合などに導入される事が多いようです。
オーディオインターフェイスについて
音声入力を主体とした上級者向け機材
『オーディオインターフェイス』
は主に、音楽編集などを目的とした音声入力を主体とする中・上級者向けの機材です。
接続形式はUSBであり、『USBオーディオデバイス』の一種ですが、汎用的な製品とは区別されて『オーディオインターフェイス』と呼ばれるのが一般的です。
オーディオインターフェイスの特徴
基本的にマイク・楽器・ミキサー・音楽プレイヤーなどの外部機材と組み合わせる使用方法が前提となっている機材です。
『サウンドカード』や『USBオーディオデバイス』は再生音への音響効果や録音/再生音量を調節する専用のソフトウェアが付属しているのが一般的ですが、『オーディオインターフェイス』には、そのようなソフトウェアは付属せず、軽い動作で高音質に録音することが目的とされているため、音量調整などは本体パネルから(パソコン動作に負荷をかけない形で)行うのが一般的です。
最近は各種ネット配信がだんだんと浸透してきたことから、TASCAM製「US-125M」のような初心者にも扱いやすい製品や、音声入出力端子の少ないシンプルな製品も多数発売されていますが、上位機種の製品をフル活用するためにはマイク・楽器・ミキサーなどの外部機材やそれに対するオーディオケーブルを揃える必要があります。
PCカードオーディオデバイスについて
現行販売製品無し
PCカードスロットに接続するタイプのオーディオデバイスが『PCカードオーディオデバイス』です。高価な販売価格に見合った快適な動作速度と高音質が特徴で、ノートパソコン版の上位サウンドカードといった位置付けですが、
2011年現在、現行販売されている製品はありません。
以前はCreative社だけが
『Sound Blaster X-Fi Notebook 』
といった製品を発売していましたが現在は販売終了です。
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このページは2011年09月20日に更新されました
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もくじ
0
はじめに
オーディオデバイス基本構造編
A
パソコンによって異なる音声入力/録音機能とオーディオデバイスについて
B
オーディオデバイス音声入出力端子の機能と使い方
C
パソコンに追加できる「サウンドカード」や「USBオーディオデバイス」
D
Vista/7録音サウンドコントロール
1
サウンドコントロール画面の開き方
(有効・無効・切断について)
2
録音デバイスの基本操作方法
3
再生デバイスの基本操作方法
(ミュート解除とパソコン内部再生音)
4
マイク音声を入力/録音する方法とマイクブーストについて
5
ライン入力への音声入力方法とオーディオケーブル
6
ステレオミックスによるパソコン内部再生音の取り込みについて
7
ステレオミックスでパソコン内部再生音を入力/録音する設定と音量調整方法
8
音楽(ゲーム音など)+マイクを同時入力/録音する設定と音量調整方法
9
『複数オーディオデバイス』の操作注意点と具体的活用方法
10
『デバイス分離独立機能』について
Windows 7の特殊機能解説
●
Windows 7の『聴く機能』について
●
Windows 7の『既定の通信デバイス』と『通信』タブの機能について
●
Windows 7の『ボリュームコントロールオプション』の機能
補足・参考解説
●
録音テスト用推奨ソフト『Sound Engine Free』と『シャオ志向 レベルメーター』
●
デバイスドライバーが正常にインストールされていない状態について
●
Windows XPからのサウンドシステム変更点
素敵なコンテンツTOP画像は詩絵さんに描き下ろしていただきました!
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